自動給水器を利用していると、いつの間にかカビが生えてしまうことがあるのをご存じですか?
実は、定期的に掃除をしないと、カビがどんどん増えてしまいます。
特に、愛猫がカビで健康を害する可能性があると思うと、飼い主さんは心配になるものです。
私も猫を飼っている一人として、飲み器を常に清潔に保つことを心掛けていますが、それでもたまにカビが生えてしまうことがあります。
しかし、自動給水器については、適切なお手入れを行えば問題ないんです。
自動給水器は、猫に清潔な水を提供する利点があるだけでなく、飼い主が水を頻繁に交換する手間を軽減してくれる優れものです。
この記事では、自動給水器を清潔に保ち、カビから愛猫を守る方法や、猫が水を飲まない時の対応策を紹介します。
目次
自動給水器がカビのリスクを抱える理由
前述の通り、自動給水器は適切な清掃が行われないと、カビが増えるリスクがあります。
繰り返しになりますが、【清掃を怠ること】がカビ増殖の一番の原因です。
清掃の重要性はわかったけど、どんなカビがいて、猫にどんな影響があるの?
カビにはいろいろな種類があり、それぞれが猫に様々な影響を与える可能性があります。
特に自動給水器を使う猫にとって、カビは大きな懸念事項です。
ここでは、自動給水器でよく見られる一種のカビについて詳しく解説します。
赤カビ
これは「ピンクカビ」とも呼ばれ、特に水周りで繁殖しやすい特性があります。
非常に早く増えるため、定期的な清掃をしていても短期間で急速に増加することがあります。
人にはそれほど影響はありませんが、適切な清掃で容易に取り除くことができます。
黒カビ
黒カビは、赤カビと結びつき、そのカビを栄養源として増殖する性質があります。
このカビの種類は、アレルギーや喘息のリスクを高める可能性があるため、見つけたら早急に取り除くことが勧められます。
赤カビは人に与える影響は比較的軽微ですが、黒カビは喘息やアレルギーのリスクを伴います。
猫においても、これは同様です。
猫が喘息やアレルギーを発症する可能性があるため、黒カビが見つかったら特に気をつけるべきです。
赤カビが存在すると、それが黒カビの餌となるため、発見した場合は対応が必要です。
自動給水器のメンテナンスで猫を守り、カビを予防する
自動給水器を使用することで、カビを予防し、猫の健康を保護することが重要であることがわかります。
ここでは、メンテナンスの頻度や方法について具体的に説明します。
自動給水器のクリーニング方法
毎週、パーツを分解し、中性洗剤を使って汚れを落としましょう。
洗えない部分は布で拭き、特に洗いにくい箇所は専用ブラシを使用して丁寧に洗いましょう。
夏場は2~3日ごとに行うと良いでしょう。
フィルターの交換
フィルターは毎月一度、洗剤を使わずに水で表面を洗い流してください。
目に見える汚れやカビがある場合は、新しいフィルターに交換しましょう。
自動給水器の水の交換頻度
自動給水器の水は、1~3日ごとに新しいものに交換することをお勧めします。
特に夏期や気温が高い時期は、カビが繁殖しやすく、カビ予防がさらに重要になります。
できる限り頻繁に水を新しいものに替えてください。
洗浄剤の使用
手洗いやブラシ洗いだけでは十分にきれいにならない場合があります。
そうした時は、消毒と洗浄を同時に行える製品を試してみてください。
この製品は月に一度、または汚れがひどい場合は2週間に一度の使用を推奨します。
「ピュアクリスタル」専用のクリーニング剤で、猫にも安全です。
これらの手順に従って自動給水器のメンテナンスを行うことで、猫の健康を守りつつ、カビの予防を徹底しましょう。
新しい給水器を使ってくれない猫への対策
最近、自動給水器に変えたのですが、愛猫がまったく水を飲まなくなってしまいました。どうしたら良いでしょうか?
このような悩みを持つ飼い主さんは多いですね。
猫が十分な水分を取らないと、心配になりますよね。
今回は、猫が新しい給水器から水を飲まない場合の解決策をご紹介します。
まず、給水器の種類について簡単に説明します。
循環式給水器
まずご紹介するのは「循環式」給水器です。
このタイプは、水を循環させながらフィルターで不純物を除去します。
常に新鮮な水を提供できるため、忙しくて家を空けがちな家庭にも適しています。
ただし、定期的なメンテナンスが必要であり、電源が必要なため、停電時には使用できない点に注意が必要です。
ディスペンサー式給水器
次に、「ディスペンサー式」給水器です。
このタイプは、水を飲むと重力で新たな水が補充される仕組みになっています。
循環式と異なりモーターを使用しないので静かで、メンテナンスも簡単です。
停電時でも使用できますが、水が循環しないため、常に新鮮とは限りません。
給水器には、この2つのタイプがあります。猫や飼い主さんにとってどちらが適しているかを考えてみてください。
サイズと高さの調整
猫が水を飲まない原因の一つに、ひげが器に触れることで感じる不快感があります。
ひげが触れないように、器のサイズを調整しましょう。
また、器の高さも大切です。
高すぎると小さい猫が、低すぎると大きな猫が飲みにくくなります。
給水器を使ってもらえない場合は、サイズや高さを変更してみてください。
静かな動作の重要性
猫は音に敏感です。
そのため、動作音が大きいと、水を飲まなくなることがあります。
特に循環式給水器を使用している場合は、静かなモデルを選ぶことが大切です。
流れる水への興味
猫は動くものに興味を示します。
流れる水は猫の関心を引きやすく、飲む可能性を高めます。
そのため、水が動く循環式給水器がおすすめです。
設置場所の選定
人の出入りが多い場所や騒がしい場所は、猫にとってストレスの原因となり、水を飲まなくなることがあります。
給水器は静かな場所に設置し、猫の数に応じて複数の飲み場を用意することが望ましいです。
もし給水器を使用しても猫が水を飲まない場合は、上記の方法を試してみてください。
それでも猫が水を飲まない場合は、別の原因が考えられるため、獣医師に相談することをお勧めします。
まとめ
・給水器のメンテナンスを怠ると、カビが発生するリスクがある
・赤カビや黒カビには注意が必要
・給水器は定期的に分解して中性洗剤で洗浄する
・フィルターの交換は月に1回、水の交換は1~3日
・洗浄剤の使用は月に1回、または汚れが目立つ場合は2週間ごとに行う
・給水器を使っても猫が水を飲まない場合は、器のサイズや高さを調整する
・給水器で飲まない時に静音性や水の動きも問題
・給水器の設置場所も猫の水飲み行動に大きく関わる
給水器は便利なツールですが、適切なメンテナンスが非常に重要です。
愛猫が健康で快適に過ごせるよう、カビ対策などの適切なケアを心がけましょう。