ホットケーキミックスを生で食べたらいけない！その理由とは！？

ホットケーキは多くの家庭で朝食やおやつとして親しまれています。

私もよく作りますが、子供たちにはなぜか生の生地を食べることが好きなようです。

彼らが「ちょっと分けて」とせがんできても、私は生のホットケーキミックスの摂取をおすすめしません。

過去に「子供の頃に食べて叱られた」という経験を持つ方もいるかもしれませんが、その叱られた事には理由があります。

この記事では、生のホットケーキミックスを食べる危険性と、その理由を解説します。

生のホットケーキミックスを食べた場合の影響は？

生のホットケーキミックスには多量の砂糖が含まれており、甘味があり食べやすいことが特徴です。

実際、私を含め多くの人がこれを食べた経験があります。

しかし、生で食べたとしても直ちに健康問題が起きるわけではありません。

それでも、「少しくらいなら問題ない」と安易に考えるのは避けるべきです。

直接的な問題がすぐに現れなくても、生で摂取することは健康に悪影響を及ぼす可能性があり、場合によっては危険を伴うこともあるためです。

以下では、生のホットケーキミックスの摂取がなぜ危険なのか、具体的な理由を詳しく説明していきます。

生のホットケーキミックスを食べることは、主に二つの大きなリスクを伴います。

１．消化器系に負担をかけること

２．サルモネラ感染症にかかる危険性

ホットケーキミックスの基本成分である小麦粉は、収穫後に粉にされるまで加熱処理されていません。

この生の小麦粉に含まれる消化しづらいデンプンが消化器系に負担をかける原因となります。

このため、食べると消化不良を起こすことがあり、

・胃が不快になる
・腹部の膨満感や痛み
・食欲不振
・吐き気

などの症状が現れることがあります。

たとえ少量でも、頻繁に摂取することで消化器系への長期間の負担となり、慢性的な胃の不調や消化不良を引き起こすことがあります。

特に消化機能が弱い幼児や高齢者は、少量であっても影響を受けやすいため、生のホットケーキミックスの摂取は避けるべきです。

実際に、私の親戚の子どもがパンケーキを作る際に生のホットケーキミックスを少し食べてしまい、お腹を壊したことがあります。

ホットケーキミックスを生で食べる行為は、サルモネラ菌に感染するリスクを高めることがあります。

卵に含まれるサルモネラ菌は、適切な加熱により無害化できますが、生のホットケーキミックスを食べることは、実質的に生卵を摂取することと同じです。

卵が新鮮でない場合、感染リスクはなくなりません。

卵を使わないレシピもありますが、これが安全だと油断してはいけません。

特にアメリカでは、生の小麦粉を食べたことによるサルモネラ菌感染が報告されています。

日本で売られている小麦粉でも、加熱処理されていないため、安全が保証されているわけではありません。

さらに、長期保存によるダニの繁殖がアレルギーを引き起こす可能性があるため、生のホットケーキミックスの摂取は避けるべきです。

インターネット上には「生のホットケーキ」レシピがありますが、これは外側は焼けていても中心が生のままの状態を指します。

外側が焼けていても中心が生であればリスクは変わらず、半熟と生焼けは異なります。

健康的に食事を楽しむためには、ホットケーキを中心までしっかりと焼き上げることが大切です。

生のホットケーキ生地を食べることは、胃腸の不調や、最悪の場合、サルモネラ菌感染のリスクを伴います。

健康な人でも少量を試すのは問題ないかもしれませんが、意図的に摂取することはおすすめできません。

ホットケーキを安全に楽しむためには、十分に焼いてから食べることを心がけましょう＾＾♪